厚生労働省は8月8日、2006年度の概算医療費が過去最高の32.4兆円に達したと発表した。診療報酬が3.16%引き下げられた影響で全体の伸び率は0.1%(前年度は3.1%)にとどまったが、高齢者に限ってみると2.0%(同5.7%)増えた。06 年度の医療費を制度別にみると、被用者本人4.9兆円(対前年度伸び率マイナス0.2%)、被用者家族4.5兆円(同マイナス0.3%)、国保7.9兆円(同マイナス2.7%)、高齢者13.8兆円(同2.0%)などで、全体では前年度より0.1%多い32.4兆円になった(表)。金額ベースでは前年度から約400億円、01年度(30.4兆円)からは約2兆円増えたことになる。高齢者の1人当たり医療費は74.2万円と前年から1.4%減っており、単価が下がる一方、件数の増加が医療費全体を押し上げていることが読み取れる。医療機関別の1施設あたり医療費は、病院19億2,034万円(対前年度伸び率0.1%)、診療所9,291万円(同マイナス0.5%)、歯科診療所3,616万円(同マイナス3.2%)、保険薬局1億45万円(同1.2%)など。このうち病院の1施設あたり医療費を形態別にみると、大学120億364万円(対前年度伸び率2.5%)、公的37億9,742万円(同マイナス1.0%)、法人13億1,185万円(同0.1%)、個人6億4,736万円(マイナス2.2%)だった。大学病院の医療費が突出しているのは、単価が高くなりがちな高度医療の実施件数が多いためとみられる。医療費の伸び率は近年、3~4%で推移している。06年度の伸び率0.1%に、同年度の診療報酬引き下げ幅(3.16%)を足すと3.26%になることから、厚労省は「制度改正がない場合の伸びは、従来と同程度の水準」とみている。https://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=11225
http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/nhk84.html前述ですが,来年から後期高齢者医療制度がスタートしますのでお年寄りの負担増加,給付の低下が推し進められます.http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/blog-post_04.html
2007-08-09
06年度の医療費、32.4兆円の詳細
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