2007-08-29

小樽市の「レッドカード」は地方自治体財政健全化法or地方財政再建促進特別措置法

散々たる市の赤字会計!9月市議会で決算認定! (2007/08/28)
http://megalodon.jp/?url=http://webotaru.jp/2007/08/9_13.php&date=20070829221242
.....28日(火)に明らかになった、市の一般会計での実質収支は、11億8,400万円の赤字となった。特別会計では、国民健康保険事業特別会計で、赤字隠しを行っていた会計処理を表に出し、17億4,100万円の赤字を出した。これに老人保健事業特別会計の6,686万円の赤字を足すと、一般会計と特別会計を合わせ、26億2,300万円の赤字となっている。また、企業会計の決算では、赤字隠しをしていた病院事業会計で、44億9,600万円を表に不良債務として出した。一般会計11億8,400万円、国民健康保険17億4,100万円、病院事業会計44億9,600万円と、各会計で巨額の赤字が露呈している。小樽市は、一般会計の収支不足が、2004(平成16)年度に12億1,700万円、2005(平成17)年度に14億5,000万円、2006(平成18)年度に12億3,000万円を計上し、3年連続の繰上充用という“禁じ手”による会計処理を行っている。2006(平成18)年度の12億3,000万円の繰上充用は、今回の決算では4,600万円減り、11億8,400万円となった。2004(平成 16)年度に道内初の赤字予算に転落した小樽市は、これで、3年連続で累積赤字を抱え、四苦八苦の財政運営を強いられている。一般会計の3年連続の累積赤字と病院会計44億9,600万円の赤字が決算認定されると、小樽市の一般会計の破綻ぶりと病院会計の巨額累積赤字が表に出る。これにより、長年による赤字隠しで見えなかった累積赤字が、厳然たる数字で現れる。この今回の決算で、小樽市が、病院会計で累積赤字を抱える道内市町村のトップの座に踊り出ることになる。小樽市は、築港地区に156億円の豪華新病院建設を目指し、国の起債許可を求めることにしている。2006(平成18)年度一般会計決算と病院会計決算の散々たる結果は、国の起債のガイドラインを到底クリア出来ぬ領域に突入している。国(総務省)が、この結果をどう小樽市に投げ返すかが、今後の小樽の行方に大きな影を落とすことになる。

小樽市の借金は1,220億円!06年度末市債残高! (2007/08/28)
http://megalodon.jp/?url=http://webotaru.jp/2007/08/122006.php&date=20070829221058
2006(平成18)年度の小樽市の市債による借金の総額が、1,220億円であることが分かった。小樽市が行った、平成18年度末市債残高調べによると、小樽市の市債残高は、一般会計・特別会計・企業会計合わせて1,220億7,243万円も残っている。一般会計で609億円、特別会計で107億円、病院会計で9億円、水道会計で204億円、下水道で291億円の合計1,220億7,243万円もある。市債残高は、1999(平成11)年度の1,424億円がピークで、以後、徐々に減ってはいるが、それでも、2006(平成18)年度末現在、依然として1,220億円もの巨額借金が残っている。これは、2007(平成19)年度当初予算では、1,166億円になる予定としている。1,220億円の巨額借金を抱えながら、一般会計の3年連続の累積赤字約12億円、病院会計約45億円、国保会計約17億円などの各会計の累積赤字が重なって、市の財政状態は、すでに破綻状況にあることが、これらの数字から明らかになっている。この巨額借金や累積赤字額は、ずっしりと重く市民の肩にかかっている。

財政再建団体とは、地方財政再建促進特別措置法(再建法)に基づき、赤字額が標準財政規模の5%(都道府県)または20%(市区町村)を超えた破綻状態にあり、総務大臣に申請して指定を受けた地方自治体...小樽市はその金額が62億円でしたが...実質超えてます(一般会計11億8,400万円、国民健康保険17億4,100万円、病院事業会計44億9,600万円)

地方財政再建促進特別措置法に代わる自治体財政健全化法が、2007年6月15日に成立し、指標の公表に係る規定の施行が公布後1年以内に、また計画策定義務等に係る規定が2009年度から施行.〈地方自治体財政健全化法〉 自治体本体の収支だけをチェック対象としていた現行の財政再建団体制度を改め、病院など特別会計や第三セクターを含めた連結ベースで財政状況を把握する。見えにくい「借金」や赤字を早期発見し健全化を促す。自治体に①実質赤字比率②連結実質赤字比率③実質公債費比率④将来負担比率の数値を、議会に報告し公表するよう義務づける。①~④でいずれかの数値が早期健全化基準以上になると「イエローカード」状態で、健全化計画をつくる必要がある。④以外でさらに深刻な財政再生基準以上になると「レッドカード」。破綻(はたん)とみなされ、再生計画を定めなければならない。具体的な基準値は今年末までに総務省が政省令で定め、08年度決算からの制度適用をめざす。

小樽市は08年度決算までもちませんので地方財政再建促進特別措置法(再建法)で財政再建団体となるのか?もったとしても地方自治体財政健全化法施行後すぐに「レッドカード」です.いずれにせよ新病院は絵に描いた餅です.http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/blog-post_9073.html
http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/blog-post_22.html

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