医療・福祉めぐる〝困難事例〟山積 更新:2007/08/13 キャリアブレイン
http://megalodon.jp/?url=https://www.cabrain.net/news/article.do%3fnewsId%3d11301&date=20070813161930
「国保証なく受診が遅れ重症化」、「生活に必要なベッドや車いすもレンタルできない」、「どこにも行き場がない」…。このような医療や福祉をめぐる〝困難事例〟が、福岡・佐賀両県内で起きていることが、福岡・佐賀民医連(福岡市博多区)がまとめた「2007年事例報告集」で明らかになった。こうしたケースは全国各地に及んでいると考えられ、同民医連は「国や地方自治体の医療福祉政策を変える運動が重要」と指摘している。報告集は、同民医連の社会保障闘争委員会による「1職場1事例」運動に報告された両県内事業所での事例を集約。「経済格差が健康格差につながり、ほんらい平等であるべき医療・福祉の現場でも〝健康の不平等化〟が進んでいる」として、国保・改定介護保険法・生活保護・税制改革の4側面から、具体的な〝困難事例〟が報告されている。国保に関しては、ともに知的障害がある姉と2人で暮らす女性の事例など9事例が挙げられている。この女性と姉の場合は、一般企業に勤める能力がない中、身内が経営する鉄工所で補助的な仕事に従事。しかし不況が続き、2人で1カ月3~4万円で生活せざるを得ない状態に陥った。国保料を払う余裕はなく、約5年前から国保証が交付されなくなった。女性は今年初めから乳房に斑点が出るなどの違和感があったが、保険証がなく病院代が心配で行かなかったという。この結果、受診時には皮膚は変色し膿が出るなど、即入院となった。また、改定介護保険法に絡んでは、11事例を報告。その中では、脳梗塞の後遺症で身体障害者手帳2級を持つ60歳代の男性のケースが寄せられている。退院に向けて在宅サービスを検討するものの、要介護1のため、ベッドや車いすのレンタルができないとされた。車いすは本人所有の物を使用できたが、ベッドは高くて購入できず、関係者が急いで要介護認定の区分変更を実施。その結果、要介護2となり、ベッドを含めたサービスの調整を行い、退院に至ったことが記されている。さらに、「リハビリ目的で入院したものの、退院先が容易に見つからない」、「必要な生活支援が受けられない」などの事例も報告されている。1職場1事例運動を通じて、同民医連は「患者さんの労働・生活実態を真剣にとらえることで、病気がなぜ発生し、どうして悪化したのかなどが、単に患者さん個人や家族だけで解決できる課題ではないことが見えてきた」と指摘。「患者さんの健康を守る活動には、疾病の治療だけでなく、社会・経済的援助なども重要と分かってきた。根本的には、国や地方自治体の医療福祉政策を変える運動が重要」と話している。
http://www.haruna-naoaki.jp/blog/index.php?ID=109
2007年 05月09日(水)
[ 行っちきち戻んち記ち ]
医療後援会総決起集会で命を守る政治訴え夕方、九州沖縄の民医連・協同組織の有志による後援会総決起集会が開催され、私も参加、決意表明させていただきました。福岡・佐賀民医連の「07年事例報告集」を読ませていただきました。そこにはいのちにかかわる深刻な国民の実態とともに、それを救い生活を支える職員のみなさんの苦労と奮闘が綴られていました。70歳の男性の例。「患者は13年前まで酒屋を経営。廃業に伴いその後は蓄えで生活。65歳から国民年金7.5万円と蓄えで生活を維持。66歳で心筋梗塞で入院。その医療費でわずかな蓄えも使い切る。以後は7.5万の年金で生活。そのうち家賃・国保料が払えなくなる。退院後保険証がある間は外来治療にも通っていたが、2年前から保険証を取り上げられ通院が途絶える。その後右手足の動きが悪くなる。脳梗塞をおこしていると思われたが、保険証がなく病院にいけず。いま右上下肢体にかなりのマヒが残っている」この男性は、市役所の職員が家賃滞納による強制退去の勧告に患者宅を訪問した際に、動けなくなった患者を発見して千鳥橋病院に運ばれ、いのちが救われたとのこと。こんな事例が多数。健康といのちを守る最前線で奮闘するみなさんに敬意を評するとともに、このいのちを脅かす根源にあるのが国の政治、なんとしても国政を変えていのちを守りたいと後援会のみなさんとともに誓いあいました。午後からは、田中みゆき選挙区候補、倉本たつお、中山いくみ、ひえじま俊和市議とともに福岡市内2カ所で街頭演説。それぞれ数十名のみなさんが熱心に聞いてくれました。そして博多駅を行きかう人々の中でも、足を止め演説を聞いてくださる方も。市民の関心が参議院選挙に徐々に向きつつあると実感しました。がんばろう!
言いたいことは理解できますが,,,3か月前に参議院比例候補のBlogにも載せている「07年事例報告集」を今の時期に記事にしております(させている).日本OO党も頑張り時と考えているのでしょう.来年からの新しい後期高齢者医療制度では公的年金の天引きで保険料を徴収することになりますから,今度は健康の方も生活が維持できなくなりますね.http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/blog-post_04.html
2007-08-13
「2007年事例報告集」
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