2007-08-04

昨年の公的医療費NHKニュース8/4

医療費が過去最高 報酬議論へ
http://www.nhk.or.jp/news/2007/08/04/d20070804000011.html
厚生労働省がまとめた平成18年度の医療費の概算によりますと、公的な医療保険制度の対象となった医療費の総額は32兆4000億円で、前の年度より 400億円、率にして0.1%増加して過去最高となりました。医療費を年代別に見てみますと、70歳未満は前の年度より1.4%減って17兆2000億円 でしたが、70歳以上は高齢者の増加に伴って逆に2%増え、13兆8000億円となりました。医療費をめぐっては、去年4月に過去最大となる3.16%の 診療報酬の引き下げが行われており、厚生労働省は「診療報酬の引き下げを踏まえれば、医療費の実質的な伸びは、これまでと同じ3~4%程度の水準になって いると考えている」としています。昨年度の医療費の概算が明らかになったことで、来年4月に予定されている診療報酬の改定作業や、75歳以上の高齢者を対 象にした新たな医療制度の創設に向けた議論が今後、本格化する見通しです。

今朝のNHKニュースからです.実質公的医療費が率にして0.1%増加とのことです.国内総生産GDP は2006年度は前年度比+2.1%ですので,OECD先進7カ国中最低の対GDP医療費はさらに削減されたことになります.来年4月に予定されている診療報酬改定を睨んでの政府からのものと思いますが,国民に誤解を与える報道はいかがなものか?他の報道機関の取り扱いに注目しております.医療破壊にジャーナリズムが手を貸しているのか??

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