2007-08-13

75歳以上のかたの終末医療

第10回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会 平成19年7月30日
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/11FB8202CB81E0884925732A000BE535?OpenDocument
の資料からです.

5.終末期における医療 示された論点例
○ 終末期に備えた患者の生前の意思や家族の希望を尊重することをどう考えるか。○ 疼痛緩和ケアを進めることをどう考えるか。
特別部会における主な議論等
5-① 本人の意思の尊重等
終末期の意思確認は、後期高齢者一人ひとりに必要ではないか。終末期 が見通せる状況であれば、本人の意思を確認できる仕組みを整えることが重要ではないか。○ 本人が意思表示できない場合で、しかも本人の意志を代弁できる家族がいないときなどの延命治療のあり方について、はっきりとさせるべきではないか。○ 最後は皆亡くなるということについて、一般市民の意識を高めることが必要ではないか。
5-② 終末期における診療、看取り
○ 終末期の病状や急変時の対応等について、情報提供・指導等を行うとともに、患者の変化に応じた診療等を行うことが重要ではないか。○ 終末期に希望する診療内容等について、事前に書面等で示し、関係者間で情報を共有することが重要ではないか。○ 看取りの際に、事前に臨終の予測、死亡確認の段取り、看取り後のケア等について、家族等へ説明し、医師と連携して看取りを行うことが重要ではないか。
<「基本的考え方」における記述>
(4) 安らかな終末期を迎えるための医療
・十分に理解した上での患者の自己決定の重視・十分な疼痛緩和ケアが受けられる体制
終末期医療については、患者及び家族と医療関係者との信頼関係に基づく緊密なコミュニケーションの中で、患者及び家族の希望を尊重しつつ、その尊厳を保つことに配慮した医療を実現していくべきであり、その具体的な在り方については、国民の関心も高く、実践が積み重ねられる中で、今後とも慎重に議論を行っていくべき問題である。なお、現在、厚生労働省の「終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会」において、「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」を早期に作成することとしている。
退院後、数時間から1週間以内で亡くなるケースもある。医師は死亡確認をするが、看取りの前後は看護師がケアを行っていることに留意すべきではないか。

医療側からは至極当然のことかと思いますが,医療費削減が目的のためのガイドラインを作ることに疑問を感じます.すべて現場に丸投げし高齢の方が医療を受けることができない環境作りがしくしくとすすんでおります.どこまで国民が納得できるか??来年の4月以降,高齢者の悲惨な終末期が続出します.

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