2007-08-11

# 2006年度の医療費0.1%増・”微増”に潜む問題とは [ニュース解説]

# 2006年度の医療費0.1%増・”微増”に潜む問題とは [ニュース解説]
http://rd.nikkei.co.jp/b/d?ch=bbnews&ct=kaisetsu&co=20070810

■よく統計で使われるのは国民医療費という考え方で、医療費とはこれを指すことが多い。
■おおまかにいうと、国民医療費とは国民が公的医療保険を通して1年間に使った医療費のことだ。健康保険の場合は患者が原則3割を自己負担し残り7割を保険でまかなうが、医療費にはそのすべてが含まれる。薬局で市販薬を買ったりときの費用や、入院したときの個室代などは含まれない。
■欧米先進諸国と比較してみると、日本は経済力の割には医療費を使っていないことが分かる。
■経済協力開発機構(OECD)の調査などによると、米国は医療費の対GDP比率が12.5%に上る(世界第1位)。ドイツやフランスも10%以上だ。これに対し日本は8%で先進国中18位(2003年のデータ)。
■これらのデータからすると、日本はあまり金をかけず質の高い医療を提供しているということになる。
■2006年4月に診療報酬が3.16%引き下げられた。過去最大の下げ幅だ。国の財政難から、医療費を抑制するのが狙いだった。しかし、高齢化の影響などで医療費が増加してしまった。
■今後も高齢化の進行などに伴って医療費は増え続ける可能性が高く、そうなると財源が問題になる。患者の負担を増やすという方法もあるが、3割が限界とされる。そうなると、保険料と税金を上げるか、保険の適用範囲を狭めるなどの手法が考えられる。
■今後も質の高い医療を国民が受け続けるためには、税と保険料の引き上げ議論が避けられそうにない。

日経ブロードバンドニュースからです.至極まともなニュース解説でした.地上波のニュースでなぜこういうニュース解説が行われないのでしょうか?

2 comments:

Anonymous said...

当ブログで記事を紹介させていただきました。TB出来なかったのでコメント欄で失礼します。

MTL said...

有難うございます.今後とも宜しくお願いします.