2007-10-10

日本の不健全な医師の労働環境

ソウル大病院、交渉決裂…ストライキ突入
2007/10/10(Wed) 08:15
http://s01.megalodon.jp/2007-1010-2021-12/contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=2&ai_id=77285
ソウル大病院労組が今日午前7時からストライキに入った。労使両側は未明まで徹夜の交渉をしたが、核心争点である構造調停案撤回部分について立場の差を狭められなかった。労組は年棒制とチーム制転換、評価システム導入など、構造調停案の導入の全面撤回を要求する一方、病院側は構造調停案導入が使用側の固有権限だと対立した。また、非正規職勤労者の正規職転換と人材追加拡充など、他の争点でも異見を縮められなかったものと知られた。ソウル大病院労組はトライキに突入しても緊急救命室と重患者室などには必須人材を配置する計画だと明らかにしたが、病院側は「ストライキ期間が二日を越える場合、医療の空白が不可欠」と憂慮した。

昨年もドイツで医師がストライキを行っていたが、労働環境の改善にストライキを行える各国医師が羨ましい。日本の医師たちはその権利さえ与えられず、疲れ果てた医師が1人また1人と医療現場を離れている。現場の医師の声が反映されないシステムで日本の医療はどこへ行くのだろう。今までの不健全な労働環境システムの“つけ”が顕在化してきている。もう誰にもどうすることもできない。「有名blog産婦人科医師が脱局か?」との今日一番のネット医療系ニュースが駆け巡っている。

3 comments:

Anonymous said...

フランスでは医学生がデモ行進、のニュースがBS海外ニュースで流れていました。ここでも地方の医師不足が深刻な問題となっているそうですが、これに対して、都市部で新規開業する医師を受診する患者は、公的保険が使えないような政策が検討されているとのこと。”医療が高度化しているのに、設備のないところに若い医者が一人で送られるのは理不尽だ。””医者の人権侵害だ。””根本の問題を解決せずに、医者に問題を押し付けている”と学生たちは、テレビのマイクに訴えていました。BSだけでなく一般のニュースで報道してほしいと思いました。

MTL said...
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MTL said...

http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/blog-post_28.html
でフランス医療について書きましたが、かなり医師も差別化されているようですね。サルコジ大統領になってからアメリカ型への方向になるかもしれません。キューバ以外どの国も医療のことで暗中模索の状態かも知れませんね。
先日の電話の件、もう1つのblogで取り上げました。これからも宜しくお願いします。