2007-10-04

アメリカ大統領拒否権行使!

ブッシュ大統領、医療制度拡大法案に拒否権を行使
http://s02.megalodon.jp/2007-1004-1527-41/http://www.afpbb.com/article/politics/2292918/2207369
2007年10月04日 09:33 発信地:ワシントンD.C./米国
【10月4日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は3日、主に貧困層の子供に向けた医療制度の拡大を求めた法案に対し、拒否権を行使した。今回の拒否権行使は、2008年11月の米大統領選および上院選に対し大きな影響を与える可能性がある。将来の政治的コストを考慮して、ブッシュ大統領は政府内で協議を重ね、正式に法案に拒否権を行使した。これに対し、イラク戦争の戦費削減に失敗している米民主党は、同法案への拒否権行使の機会をとらえて、強力な政治的武器にする構え。一方、米共和党幹部は、議会が拒否権を覆すために行う再可決に反対票を投じることを宣言している。ワシントン・ポスト(Washington Post)とABCが行った世論調査では、約72%の米国民は同法案を支持している。2001年1月の就任以来、ブッシュ大統領が拒否権を行使するのは今回で4回目となる。民主党はすぐさまブッシュ大統領の攻撃を始めた。ハリー・リード(Harry Reid)上院院内総務は同大統領を「数百万人の貧困層の子供に背を向け、子供たちの医療制度を否定した」と非難し、議員数の3分の2の賛成を得て、拒否権を覆すために「激しく戦う」意向を示した。

米大統領 医療保険で拒否権
http://s04.megalodon.jp/2007-1004-1528-36/http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/04/d20071004000053.html
NHKニュース10月4日 10時1分
アメリカのブッシュ大統領は、上下両院で可決された子ども向けの公的な医療保険制度を拡充する法案について、助成額が大きすぎるとして、就任以来4度目となる拒否権を発動し、これに対して、野党だけでなく与党共和党内からも批判の声があがっています。この法案は、一定の所得に満たない家庭の子どもたちに対する公的な医療保険制度を5年間延長すると同時に、受給対象を現在の600万人から1000万人に増やし、助成額を日本円にして4兆円余り上積みするもので、上下両院で可決されていました。これについて、ブッシュ大統領は、3日、「肥大化した公的な医療保険制度は望ましくない」と述べて、助成額が大きすぎることを理由に法案への署名を拒否したことを明らかにしました。ブッシュ大統領が拒否権を行使したのは、アメリカ軍のイラクからの撤退を求める法案に対してなど、就任以来4度目です。所得の低い層に対する医療保険は大統領選挙の争点にもなっています。ブッシュ大統領が拒否権を行使したことに対しては、野党からだけでなく与党共和党内からも反発の声があがっています。このため、ブッシュ大統領としては、助成額の縮小を含めて、子どもたちに何らかの支援の手を差し伸べるための妥協点を見いだすことになりそうです。

この拒否権に対するアメリカ国民の反応です。
http://digg.com/politics/Sorry_Kids_Bush_Vetoes_Child_Health_Insurance_Plan
民主党大統領候補者はいっせいに反発しております。

2 comments:

Anonymous said...

まさに"SiCKO"ですね。

MTL said...

>Dr.Poohさんコメント有難うございます。
ブッシュはもう任期がありませんから、お金になることなら何でもやるのでしょうね。アメリカには贈収賄の罪はないのですかね。ミエミエなのに、、、、と思います。