2007-10-20

どうなるメタボ診断基準。

肥満学会が声明「男性85センチ、変更せず」・メタボ基準
NIKKEI NET10/20

http://s04.megalodon.jp/2007-1020-0625-55/www.nikkei.co.jp/news/main/20071019AT1G1903619102007.html
メタボリック症候群の診断を巡り、男性は85センチ以上とする腹囲(ウエスト径)の基準値に専門家から異論が相次ぐ中、基準を作った日本肥満学会(松沢佑次理事長)は19日、都内で会見し「現時点では(数値を)見直す予定がない」とする声明を発表した。
動脈硬化などのリスクが高くなるとされるメタボリック症候群の診断基準は、2005年、同学会など国内8学会が定めた。腹囲の基準値は男性85センチ、女性90センチで、これ以上だと内臓肥満と呼ぶようにした。
ただ「男性85センチは厳しすぎる」「女性のほうが男性より大きいのは日本だけ」など、専門家から批判・異論が続出。国際糖尿病連合も今春、日本人向け診断基準を改定し、内臓肥満を男性90センチ、女性80センチ以上とした。(01:16)

これはただの学会だけのメンツの問題にとどまらない。
以下「メタボリックシンドローム」ウィキペディアより

2008年から始まる特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)では、メタボリックシンドロームの概念を応用して糖尿病対策を行う事を目指し、40歳から74歳までの中高年保険加入者を対象に健康保険者に特定健診の実施を義務化すると共に、メタボリックシンドローム該当者、または予備群と判定されたものに対して特定保健指導を行うことを義務づける。5年後に成果を判定し、結果が不良な健康保険者には財政的なペナルティが課せられる。厚労省は、中年男性では二分の一の発生率を見込むなど、約2000万人がメタボリックシンドロームと予備群に該当すると考えており、これを平成24年度末までに 10%減、平成27年度末までに25%減とする数値目標を立てている。これにより医療費2兆円を削減するという。これらの数字は、「医療制度改革大綱(平成17年12月1日 政府・与党医療改革協議会)の数値目標をなぞったものだが、実現性を危ぶむ声が強い。

以前から思っていましたが身長が190cmの人と150cmの人も同じ基準とは???すこし理解に苦しみます。また肥満が「魔女狩り」のようにならなければいいのですが、、、

肥満は本当に健康に悪いのか?日経サイエンスより
http://s01.megalodon.jp/2007-1020-0646-26/www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0510/obesity.html
、、、肥満を悪者とする風潮が広まり,栄養バランスを考えないダイエットが流行し,結果として体重増加をさらに推し進めたと批判者たちは主張する。「最大の皮肉は,わざわざレッテルを貼ることで,肥満という病気を作り上げた可能性があることだ」。

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