2007-10-05

交通事故に保険適応?

髄液減少症に保険適用訴える
http://s04.megalodon.jp/2007-1005-0602-01/http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/05/d20071004000123.html
NHKニュース10月4日 18時49分
脳とせき髄の周りを満たしている「髄液」が体内に漏れ出し、頭痛やめまいを引き起こす「脳せき髄液減少症」の患者団体が、東京で記者会見し、治療に健康保険を適用してほしいと訴えました。
記者会見したのは、脳せき髄液減少症の患者と支援者6000人余りで作る団体です。脳せき髄液減少症は、交通事故などの衝撃で髄液が体内に漏れ出し、激しい頭痛やめまいなどを引き起こすもので、一見すると健康な状態と変わらないため、病気と診断されないことも多いと指摘されています。今のところ、患者自身から採った血液を患部に注入して、髄液が漏れるのを防ぐ方法しか有効な治療はなく、患者団体の調査では、この治療を受けた患者の80%が症状が改善されたと答えています。ところが、この治療は健康保険が適用されていないため、1回当たり30万円から50万円の費用がかかり、負担が重すぎて治療を受けられない患者もいるということです。記者会見で患者団体の代表の栂紀久代さんは「わたしたちは病気を理解されず、心を傷つけられ、さらに経済的にも苦しんでいます。せめて康保険の適用をお願いしたい」と訴えました。

交通事故が原因の7割 「髄液漏れ」で患者ら調査
http://s03.megalodon.jp/2007-1005-0605-45/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007100401000707.html
(共同)2007年10月4日 21時12分
脳や脊髄を覆う髄液が漏れて起きるとされる脳脊髄液減少症の患者団体「サン・クラブ」(大阪市、栂紀久代理事長)が4日、原因の7割は交通事故だったとする、会員患者を対象にした実態調査の結果を発表した。患者らは頭痛やめまいなど多くの症状に悩んでいるが、専門家によって見解が異なり治療が受けにくく、周囲に理解されないことも多いため、実情を知ってほしいと調査した。医療機関で脳脊髄液減少症と診断された患者200人(男33%、女67%)にアンケートしたところ、原因のトップは交通事故で69%と大半を占め、次いで転倒5%、スポーツ3%、出産3%など。8%が原因不明だった。

自動車保険で支払われない患者さんにとって保険適応により負担が減ることには理解できますが、交通事故が主な原因である脳脊髄液減少症に保険適応を求めることで、損保会社が利益を得る事は保険の趣旨からは逸脱しているのではないでしょうか?本来は、自動車保険で支払われる疾患かと思います。

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