米GMと労組の交渉難航、医療費負担など隔たり
http://megalodon.jp/?url=http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070920AT2M2000M20092007.html&date=20070920140713
【デトロイト=武類雅典】労働協約改定を巡る米ゼネラル・モーターズ(GM)と全米自動車労組(UAW)の交渉が難航している。医療費の会社側負担の削減問題などで両者の溝が埋まらず、14日深夜に従来の協約が切れた後も協議を継続中。交渉決着への期待から上昇してきたGMの株価も19日、前日比 2.21%下落した。交渉は4年に1度の協約改定が目的で、GMなど米ビッグスリーとUAWが7月下旬に開始した。GMは労務コスト削減を狙い、医療保険や年金、賃金など労働条件を抜本的に見直そうとしている。焦点の医療費削減では、医療費債務を労組運営の基金に移すことなどが議論されているが、基金運営の原資として会社側が払う拠出金の条件などで隔たりがある。GMとUAWは期限切れの労働協約を1時間ごとに延長して協議している。UAWは交渉決裂時点でストライキに入れる体制をとっているが、交渉が完全に行き詰まった場合、新たな交渉期限を設けて仕切り直すことも視野に入れているもよう。GMはリチャード・ワゴナー会長の出張日程を変えるなど交渉に集中している。NIKKEI NET9/20(11:57)
米ビッグ3、交渉大詰め・医療保険債務、労組基金に移管
http://megalodon.jp/?url=http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070914AT2M1401414092007.html&date=20070920141111
【ニューヨーク=武類雅典】14日が交渉期限の米ビッグスリー(米自動車大手3社)の定期労使交渉がヤマ場を迎えている。経営の重荷になっている医療保険の債務を新たに創設する労働組合運営の基金に移管するリストラ策を巡り、全米自動車労組(UAW)と条件面などの大詰め協議に入った。ただ、両者の隔たりはなお残っており、交渉は当初の期限を越えて続く見通しが濃厚になってきた。米ゼネラル・モーターズ(GM)などが提案した新設の基金は「VEBA(任意従業員福利厚生基金)」と呼ばれ、労組などが会社に代わって運営、医療費などの支払い義務を果たす。NIKKEI NET9/14 (22:32)
シティグループ、GMの投資判断を「バイ」に
http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200709140022.html&date=20070920143729
asahi.com ロイターニュース2007年09月14日08時15分
[デトロイト 13日 ロイター] シティグループは13日、ゼネラル・モーターズ(GM)の投資判断を「バイ」とした。
シティグループのアナリスト、アイタイ・ミカエリ氏は顧客向けリサーチノートのなかで、GMの進行中の全米自動車労組(UAW)との労使交渉の結果に関わらず、同社株を推奨すると指摘。「われわれの評価法は2つの結果に帰着する。ひとつは、GMが引き続き現在の再建計画を遂行するという『譲歩しない』シナリオ。もうひとつはGMとUAWがGMの退職者医療費(OPEB)負担に出資するVEBAファンドを創設するという『譲歩』のシナリオだ」と述べた。同氏は、GMの目標株価を41ドルとしている。GM株はこれを受け、一時6.3%高の32.15ドルに上昇した。GMとUAWは14日に期限を迎える労使協定の差し替えを目指し、協議を行っている。現段階で、GMが医療費トラストファンドに何10億ドル出資できるかが協議の焦点になっている。また、関係筋によると、UAWがどの程度のGMによる負担額引き下げで合意できるか、協議が行われているという。2006年に48億ドルの医療費を支出したGMは、医療費負担の削減が協議の優先事項としている。医療費トラストファンドが立ち上げられると、GMの医療費負担は恒久的に400億ドル以上削減される。アナリストは、大幅な負担額引き下げで合意すれば、GMのひっ迫したバランスシートからリスクが軽減され、将来の企業利益を押し上げる可能性があると指摘。ミカエリ氏は、GMが医療費トラストファンド創設で合意する可能性が高いと述べた。
日本でも日本経団連も政管健保の国庫負担肩代わりに反対しており、やはり医療費の負担を他のものに、いかに押し付けるか?経営には必要なことなのだろう。
2007-09-20
医療は経済発展の足かせである。!
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