2007-09-13

シナリオ通りの小樽市議会質疑

◆ 新病院建設問題などを質疑!9月市議会・会派代表質問 小樽ジャーナル(2007/09/12)
http://megalodon.jp/?url=http://webotaru.jp/2007/09/9_15.php&date=20070913011544

開会中の小樽市議会第3回定例会(9月市議会)は、9月12日(水)13:00から本会議を開き、会派代表質問が行われた。代表質問には、自民党の井川浩子・共産党の菊地葉子の2議員が立った。両議員からは、小樽市の最重要課題となっている病院問題などについての質疑が行われた。
井川議員は、「未だに市立病院の職員は、役人的で意識改革が必要と言われている。意識改革ならすぐに出来る。それが病院の収益増につながるのでは。新病院の説明会を行ったが、市民の医療と健康を守ることが行政の責任、統合新築に向けての決意を」と質問。
山田勝麿市長は、「2病院とも、機能評価に取り組んでいる。患者から意見をもらい、自覚を持って改善し、経営力アップにつなげる。市立病院は老朽化が激しく非効率的、財政負担をなくすために新築統合は必要。新病院建設は、100年に1度の大事業で、難しいが取り組んでいく」と、新病院建設を推進すると答弁した。
菊地議員は、「4月の選挙で説明不足と感じたことで、新病院の説明会を実施したが、人の意見を聞く振り、アリバイ作りなどという声があったが、市民の理解は得られたと思うか。新病院で医師確保の約束を取り付けていると話してきたが、説明会で医師からの質問に対し、鈴木隆病院長が、臨床研修制度で医師確保は大学頼みには出来ず、個人で奔走していると話していたが、本当に医師確保は出来るのか」と質した。
市長は、「説明会には258名の市民が参加し、市民の理解は得られたと思う。現在地での新築は困難で、リフォームも出来ない、概ね理解は得られた。医師確保については、説明会で大学名を挙げると迷惑がかかるから答えなかったという。医師確保は予想以上に厳しいが、新病院が出来てから、診療科によって得られる」と答弁した。新病院の説明会で、築港地区建設について一定の理解が得られたと思うと、山田市長が答弁すると、市議会議事堂に訪れた傍聴者からは、どよめきが広がった。これは、市が開催した説明会では、ほとんど築港地区建設の賛成の声が上がっておらず、現在地での建設を求める声が多かった。にもかかわらず、市長は、「説明会で市民の理解は得られた」と強弁し、結局、説明会は、市が市民に説明したとのアリバイ作りの結果となったことが明らかになった。
新病院建設では、約6,000万円の基本設計を始めているが、依然として、起債許可を得ておらず、見切り発車となっている。市は、5月に起債申請を道にしているが、道からは、病院の経営状況を見るとして起債許可の先送りがされており、今後、国が起債許可するかどうかが大きな焦点となっている。

ある見識者の方のご意見ですが
「議会は粛々と市長の提案を了承し、総務省と北海道が起債を拒絶するまで待つことになります。起債が否定されれば小樽市議会も市長も道と総務省が悪いと言って組合にも市民にも説明できます。起債が出来ないのですから新病院建設は延期となります。中止ではないので責任は取りません。予定通り財政再建団体となれば道と総務省の指導に従うと言って寝た振りをされるのではないでしょうか。現実問題として今の市長と議会では解決策を示し市民に負担を求めるだけの技量がありません。批判は批判として甘んじて受け、財政再建のための建設的な意見を示し、小樽市制の再建のために市民に負担を求め共に努力していただきたいと決断を求めることを・・・、出来るはずがありません。皆さんの辛い気持ちを察してあげて優しい目で見てあげましょう。」とのこと,まさにそのシナリオ通りになる様相です.

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