2007-07-24

公立病院改革懇談会 第1回開催報道

http://www.izai2.net/ritti.html
『立地条件別に 数値目標・・人件費・利用状況など』

 総務省は23日、公立病院の経営健全化に向けた指針を議論する有識者懇談会を開いた.病院の人件費や利用状況に関する数値基準などを検討、年内にまとめる指針に盛り込む。ただ全国一律ではなく、離島や山間地、大都市など立地条件別の目標にすることで一致した.「公立病院改革懇談会」(座長 公認会計士長 隆)で、秋をめどに指針案を作成する。 これを受けて同省が年内に指針をまとめ、2008年度に各自治体に公立病院の経営改革の策定を義務付ける。 同省は経営効率化、再編、民間の経営手法の導入で、地方自治体が運営する公立病院の経営を改革する方針。 このため病院のコストで半分を占める人件費にメスを入れる必要があると判断。 収入に対する給与費の割合を一定以下に抑える案などを検討する。又 病床の利用率が一定以下の病院には統合・再編を求める意見も出ている.現在公立病院は 約1000箇所あり、病院全体の一割を占める。全国の自治体は計5000億の助成をしているが、それでも 分の二は赤字で 地方財政の圧迫要因になっている。更に六月に成立した『地方財政健全化法』では、08度決算から病院等を含めた連結決算で自治体財政を把握する為、公立病院の経営改善は急務になっている。

確かにコメディカルの給与は民間に比較して高いのですが,診療報酬が下がり医業収入が低下すると給与も抑えられると言うことなのでしょうか?逆に給与を上げるため
医業収入を増やす目的で,今以上に医師に負担が求められるとは考えないのでしょうか?医師は誰のために働くのでしょうか?

2 comments:

Anonymous said...

 普通の会社と同列に論じたがるんですね。なんとなく目を通すくらいの読者はコロッとやられますね。多くの病院の経営が不健全になってしまう理由は、実はもっと別のところにあるのでしょうに。

MTL said...

組合の力でコメディカルの非公務員化は不可能化と思います.コメディカルは公務員だから公立病院に勤め続けるのです(一方,医師が公立病院で勤め続ける必要はなんらありませんが).おそらくこの懇談会は公立病院を縮小診療所転換への強制化が目的化と思います.ますます,地方での医療破壊が進みますね.