福島地検が控訴断念ということで,無罪が確定しました。
加藤克彦医師の名誉回復され,本当に良かったです。
あらためて,亡くなられた女性、そしてご遺族の皆様方に対し、医療に従事するものとして心より哀悼の意を捧げます。
大野病院事件、検察が控訴断念 産科医の無罪確定へ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008082901000451.html
2008年8月29日 17時10分
福島県大熊町の県立大野病院で2004年、帝王切開で出産した女性=当時(29)=が手術中に死亡した事件で、業務上過失致死などの罪に問われた産婦人科医加藤克彦医師(40)を無罪とした福島地裁判決について、福島地検は29日、控訴断念を決めた。無罪が確定する。
医療行為をめぐって医師が逮捕、起訴され、医療界の猛反発を招いた異例の事件は1審で終結することになった。
福島地検の村上満男次席検事は「裁判所の判断を覆すのは困難と判断した」と説明。地検は、主張の根拠となる臨床例の提示や、新たな鑑定人確保などは難しいとの結論に達したとみられる。
公判では、子宮に癒着した胎盤をはがし続けた判断が妥当だったかどうかが最大の争点になり、20日の判決は「標準的な措置だった」と過失を否定した。
「直ちに子宮を摘出すべきだった」とした検察側主張に対し、判決は「根拠となる臨床症例を何ら示していない」と退け、立証が不十分と指摘。死亡を警察に届けなかったとされた医師法違反罪も含めて無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)を言い渡した。
(共同)
2008-08-29
無罪確定です。
2008-08-07
第1回 全国医師連盟 国会議員アンケート結果 (速報)
http://doctor2007.com/enq1_0.html
第1回 全国医師連盟 国会議員アンケート結果 (速報)
2008年6月中旬、医学部の定員削減を定めた1997年の閣議決定が事実上撤回され、医師養成数増加に転じる方針が固まったことが報道されました。この歴史的な政策転換を受け、私たちは、国会議員の皆さまが、わが国の医師数と医療費についてどれほどの規模が望ましいと考えておられるのか、お聞きしたいと考えました。急なお願いにもかかわらず、多くの国会議員の皆さまが回答をお寄せくださいました。誠にありがとうございました。会員一同篤く御礼申し上げます。
調査方法について
対象:衆議院議員480名・参議院議員242名、計722名
方法:2008年7月14日に、5つの設問に参考資料を添付したアンケートを郵送した。また、メールアドレスがある場合はE-mailでも同様のアンケートを送付し、7月25日を締切として回収した。回収方法はE-mail、Fax、同封した返信用封筒による郵送のいずれでも可とした。
解析:7月30日午前中までに到着した88名の回答のうち、5問のいずれかに何らかの回答がなされた86名の回答を有効回答として解析を行った。グラフ作成においては、複数回答したものは重複を許さず(例:1人で記号3つ回答した場合、各項目0.33人でカウントする)集計した。各党の解答総数に対する百分率結果をグラフに付記した。
なお、7月30日午後以降に到着した回答を加えて解析した結果は、9月下旬をめどに確定版として発表する予定である。
アンケート結果: 以下参照
http://doctor2007.com/enq1_0.html
2008-08-06
「福島県立大野病院事件判決に際して、全国医師連盟の声明」
http://www.doctor2007.com/product9.html
「福島県立大野病院事件判決に際して、全国医師連盟の声明」
はじめに、今回の手術でお亡くなりになられた方、そして御遺族の皆様方に心より哀悼の意を捧げます。
平成十六年十二月十七日、福島県立大野病院で、患者さんが帝王切開術中の大量出血によりお亡くなりになりました。この手術を担当した産婦人科医は、業務上過失致死罪(刑法211条1項)および異状死の届出義務違反(医師法21条違反)容疑で逮捕、起訴されました。本年八月二十日には、一審判決の言い渡しが予定されています。
予期しない医療事故が生じた場合、後遺症を負った患者さんや御家族、あるいは患者さんが不幸にして亡くなられた場合の御遺族には、耐え難い悲しみが襲いかかります。同時に、現実生活の上で経済的困難が大きく立ちはだかります。
現在の医療技術や診療環境の実際においては、どうしても不幸な医療事故をゼロにすることは出来ません。
不幸な医療事故が起きたときには、それが医療従事者による過失によるものだったのか、あるいは人の力では如何ともし難い結果だったのかを問わず、こうした患者さんや御家族・御遺族を社会的に慰撫し、経済的に救済する必要があります。
私達医師は、国によってその制度が設立されることを望み、また制度設立のために協力を致したいと思います。
もう一つ重要なことが有ります。
この事件では、担当医の逮捕、起訴という衝撃もあり、多くの医療団体及び医学系の学会から「これでは医療が出来ない」との抗議声明が出ております。
多くの医師達は、本件訴訟において検察側・弁護側の立証から明らかになった診療経過を検討し、本件担当医と同じ診療条件に置かれた場合、最善の医療を施しても助け得なかったのではないかと判断しています。
また、日常診療における予期しない死亡事故が起こったとき、最善の医療を行っていても、不幸な結果のみで過失犯として断罪される危険を強く感じました。
私達は、本件の逮捕、起訴が誤りであったことを確信しています。
私たち医師は、救命救急活動中や日常診療中に予期しない事態に遭遇することはまれではなく、その際、判断を瞬時に行わなければ患者さんの死に直結します。その一連の医療行為を後で検証すれば、正しい判断であったかどうか不明な部分は必ず出てきます。
しかし、それは後方視的検討によって浮かび上がる問題点であり、今後の医療の改善に役立つ情報ではあっても、その当時に通常の医師として為すべきことを為したかという過失認定とは異なるものです。従って、救命活動などの緊急時の医療行為は、多くの場合、業務上過失致死罪の成立が阻却されると考えます。
医療事故に対して無闇に刑事訴追を行うことは、国民と医療者との対立を深め医療現場の荒廃を生み、その結果が国民には、十分な医療を受けられないという不利益となってはね返ります。
福島大野病院事件のような事件を、二度と繰り返してはなりません。国民に必要な医療を守り医療事故から救済するために、全国医師連盟は以下の事を主張いたします。
医療過誤の有無を問わず不幸にして予期せぬ医療事故に会われた患者さん、御家族、御遺族への社会的慰撫と経済的救済を行う制度の設立を強く望みます。私達医師は、その救済制度実現に協力いたします。
また、救命活動時の医療行為に対する刑事罰適用は限定し、刑事訴追を回避する法的整備を望みます。
これらの救済制度の実現と刑事訴追回避のための法整備は、国民と医療の未来の為に、是非とも必要な措置であると信じます。
平成二十年八月五日
全国医師連盟
2008-07-29
第二回地域医療を守る地方議員連盟に参加してきました。
主催:地域医療を守る地方議員連盟
夕張発 議員と市民が考える地域医療の未来同時開催 トークセッション
「夕張の地域医療を考える --自らの健康を自ら守ろうとする夕張市民の1年-」
日時・場所 平成20年7月27日(日) 夕張市文化スポーツ会館メインアリーナ
第一部シンポジウム14:00~15:00
北海道各地から発信,地域医療のいま
第二部トークセッション15:15~16:30
報告「糖尿病患者さんを通してみるこの1年の変化」
夕張市立診療所検査技師 山崎 剛
北海道の地域医療を守る地方議員連盟が平成20年4月26日に結成され,第二回の研修会を兼ねた夕張での上記イベントに参加してきました。
イベントの前に「夕張希望の杜 夕張医療センター」を見学
(私も含めて全国医師連盟会員5名)
事前視察 夕張希望の杜 夕張医療センター
夕張市社光6番地 ℡ 0123-52-4339 HP http://www.kibounomori.jp/
夕張医療センターは夕張市立診療所(19床)と介護老人保健施設「夕張」(入居可能数 40人),通所リハビリテーションおよび介護予防通所リハビリテーションセンターを,三階建ての旧・市立総合病院の一階と二階の一部を使って運営している。
村上理事長を含めたスタッフの「必要のない入院,入所はしない」という取り組みは必見に値する。しかし,現在の診療報酬制度下,医業収益の面から考えると,今後の経営に危惧するところである。また,運営の足かせとなっている収入の12%にも及ぶ年間約五千万円暖房光熱費は,建物の構造的欠陥といってもよく,今後の夕張市を含めた抜本的な解決策が必要であろう。
(夕張医療センターの一年 理事長 村上智彦氏が語る。 August 2008 Governanceに掲載されました。http://www.izai2.net/kibomori.html )
場所を夕張市文化スポーツ会館に移して第二回地域医療を守る地方議員連盟の参加者が一同に集まった。参加者名簿を確認すると参加者は46名,医師も含めた医療従事者17名,地方議員22名,製薬会社,マスコミ関係者の参加もみられた。
シンポジウム,トークセッションの会場は夕張市文化スポーツ会館メインアリーナ
イベントは一般公開され,医療に関心ある夕張市民が参加された。
(谷 一之 下川町議会議員のブログ「ザ・北海道の時代」 http://tani.livedoor.biz/archives/65068587.html の写真参照。)
金子益三 上富良野町議会議員がコーディネーターで、
第一部シンポジウム「北海道各地から発信,地域医療のいま」は始まった。
資料として
小樽市(小樽病院,市立第二病院),北見市(国民保険病院),夕張市(総合病院),上富良野(上富良野町立病院),下川(下川病院),平取町(国保病院) 各自治体の病院事業に関する資料(施設および業務概況に関する調,損益計算書,賃借対照及び財務分析,資本収支に関する調,費用構成表及び医業収益に対する費用比率,経営分析に関する調,職種別給与に関する調)
全国,全道,旭川市,帯広市,小樽市,夕張市,羅臼町,斜里町,上富良野町,せたな町の平成17年,18年度の国民健康保険実態(一人当たり療養諸費費用額:一般,退職,老人)
上富良野,羅臼,下川町議会議員から地域医療の現状の報告として
羅臼町国保病院廃止にともない無床診療所への転換,北海道広域化にともなう北根室4自治体(羅臼,標津,中標津中,別海)の問題点,「羅臼町 地域医療を考える会」など
谷 一之 下川町議会議員から人口3840人の下川町の一般会計1億6千万円における下川病院の位置づけ並び詳細な病院事業費についての説明と森林環境を通しての町おこし。
人口1200人の上富良野町における町立病院の位置づけおよび改革、上富良野町立病院 山川衛事務次長からの病院事業の情報公開の重要性。
遠く奈良県から参加された水本ひでこ橿原市議会議員からの奈良県および橿原市の医療状況,橿原市の二次救急医療の危機と橿原市の医療へ金銭的負担の必要性、そして奈良県での地域医療を守る地方議員連盟発足の期待。
私は、現在の医療崩壊の時期における全国医師連盟の設立の意義と、残された医療資源を守るための行政を含めた住民の意識改革および行動の必要性。
室崎正之厚岸町議会議員から,医者に地域医療ができるか?人生の一生を支えるのが地域医療で,魅力ある町づくりそのものが地域医療につながるのではないか。
等のパネラーの意見が発表された(注:パネラーは、その場でコーディネーターが指名)。
第二部は、山崎 剛 夕張市立診療所検査技師による「糖尿病患者さんを通してみるこの1年の変化」の発表から夕張医療センター開設1年半で糖尿病患者の食事運動療法を通して明らかに変わった市民の健康観と予防医療の重要性について報告され、トークセッションがはじまった。
夕張の清水沢地区の市民から、村上医師をはじめとする夕張医療センタースタッフへの感謝の言葉のあと、夕張に住む92歳の女性の傾斜地での畑仕事が健康を維持しているという例をあげて年をとっても体を動かす仕事の健康における重要性について意見が述べられた。
この「地域医療を守る地方議員連盟」の発案者でもある 兼古 稔 上富良野町立病院外科医長(副院長)から、彼が専門としているところの褥瘡の早期発見早期治療、そして介護の現場から褥瘡の予防の重要性について提言された。
成田祐樹 小樽市議会議員から,コンビニ受診を減らすキャンペーンの過程で本当に医療が必要な患者さんの受診抑制の問題と,予防医療において肺炎球菌ワクチン助成を進める議会活動としての戦略について医療者側からの助言を求める意見が述べられた。
全国医師連盟執行部 林 克英 四街道さくら病院院長から,医療介護を含めた医療資源への公的資金の配分は,それぞれの地域の特殊性を考慮したものでなければならないと主張された。
成田議員の意見にこたえて,前沢政次 北海道大学医学部 医療システム学分野教授は,予防ワクチンを打つことによって,住民は健康への自信や動機付けが得ることができる。予防医療には住民の前向きな姿勢が重要であると述べられた。
夕張医療センター 村上智彦 理事長は,受診抑制に関連して,「人口12000人の夕張で救急車の利用は以前は年間900件とかなり多かった。現在救急車の利用は100件以上減っているが,住民の死亡は半減した。本来救急車が必要な患者に利用できる体制になったのではないか。柏原市のような住民の意識改革が必要であろう。」と発言された。また,予防医療に関しては,せたな町での実例から,お金に換算し自治体として「いくらの節約になるか」という観点での説得が有効であろうと示された。
夕張市で15年保健師をやられている方は,夕張破たん前は予防医療については積極的にやられていなかった事実,また予防医療と同時に教育の重要性をあげ,地域の医療を守るためには子供から大人までの教育が大切であることを述べられた。
15:50から参加された衆議院北海道10区選出の 飯島夕雁 衆議院議員は,挨拶の後,(東京都港区役所高齢福祉課主事、病院勤務での医療ソーシャルワーカーの経験から)医療は机上の論議だけではダメで,現場での積み重ねが大切であると述べられた。
教育の観点から,水本ひでこ橿原市議会議員が,「お腹(胃)が痛いって病院に行ったけど。実は心筋梗塞で、助からなかった人がいる。最初から大学病院に行けば、助かったかもしれないのに。もっと教育が必要だ。」の発言をきっかけに,
夕張医療センター 村上智彦 理事長は,「それ全員やったら無理だから。それより、タバコとか生活習慣を直さないと。」と医療の不確実性を指摘して,「循環器の有名な先生」に発言を求めた。
E 病院の著名な循環器科医師はそれにこたえ,「タバコを吸うと、心筋梗塞になる確率が、吸っていない人の2倍くらいになります。糖尿病や高血圧、高脂血症(脂質異常症)も、それぞれ2倍位になります。だから、タバコを吸っていて、糖尿病があって、血圧もあってコレステロールが高い人は、2倍x2倍x2倍x2倍=16倍位、心筋梗塞になる確率が高くなります。実際に、世界的に有名な研究で、タバコを吸っていて、糖尿病があって、血圧もあってコレステロールが高い人は、心筋梗塞には20倍位なりやすい、というデーターが出ています。生活習慣病は、生活習慣を改善すれば、一部は予防する事もできるし、場合によっては治す事もできます。だから、生活習慣を改善する、という事は非常に大事です。ただ、生活習慣をどんなに改善しても、絶対にリスクはゼロにはならないんですよ。心筋梗塞になる確率が、半分の半分とかになったとしても。どんなに頑張っても、確率はゼロにはなりません。予防医療というのは、病気になる確率をできるだけ低くする医療ですけど。絶対に病気にならない、というものではないんですよ。医療は不確実なものですから、どんなに頑張っても、絶対にゼロにはならないんです。」http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/20080729/1
次いで,私も脳卒中についての危険因子,高血圧,糖尿病,喫煙はそれぞれ3倍であると(http://kitanouge.googlepages.com/%E8%84%B3%E5%8D%92%E4%B8%AD%E4%BA%88%E9%98%B2 )発言した。ただし,予防医療で医療費を減らす方向性はいいが,日本の公的医療負担の低さはOECD先進国でも際立っており,各国会議員の医療への考えを明らかにする目的で,今回,全国医師連盟が全722国会議員に対して,医師の数や医療費に関するアンケートを行った事を発表した。住民の方々には回答の結果も公開するので次回の選挙の判断材料してほしいこと,そして,「飯島夕雁 衆議院議員にはぜひともアンケートへの回答を!」と懇願した。
トークセッションの最後に,金子益三 上富良野町議会議員がコーディネーターのもと,以下の「夕張アピール」が採択された。
「夕張アピール」地域医療を守る地方議員連盟から発信
私たちの地域医療を取り巻く環境は現在非常に厳しい状況です。特に、自治体病院の医師不足や地方財政の逼迫による経営の悪化は深刻で、地域医療を守る仕事は議員の必須の使命となっております。
医療崩壊は国の政策や行政の対応にも問題がありますが、住民代表の地方議員が現状を把握しない限り問題の解決はあり得ません。
何とかなる、誰かが何とかしてくれるなどの「他人まかせな」問題意識では何の解決にもなりません。
だれも責任を取らず、誰かのせいにして、かろうじて「現場の医師や医療スタッフの自己犠牲によって成り立っている」現状打破のために、私たち現場に直面する議員と住民がより密接に連携を図る必要があります。
具体的には、コンビニ受診の撲滅・軽症患者の時間外受診の適正化・救急車の適正利用に向けた地域住民との対話、有限の資源である「医療スタッフ」とのディスカッション、および医療経営についての正しい判断と理事者への提案。
崩壊を始めている地域医療のために発足した地方議員連盟を通じて、今回学んだ現状と課題をそれぞれの地域で「私たちの医療のため」住民に啓発活動をし、「今日の医療のために」議会活動で政策立案予算審議をし、「明日の医療のために」地域医療の設計、提言を図っていくことをここに提唱します。
平成20年7月27日
地域医療を守る地方議員連盟
(注)この夕張アピールの原案では,,,,,,提案。の後に「住民のウォンツに応えるのではなく,真のニーズに対応することの大切さを住民に伝えることなどです。」という1文が含まれていたが,「ウォンツ」という言葉の定義およびそれに代わる言葉の選択が困難であることより,この1文は削除することになった。
トークセッションに引き続いて,村上智彦医師がせたな町に全国ではじめて取り入れた「肺炎球菌枠トン接種公費助成」についての現状を万有製薬から報告された。
この中のアンケートでの「ワクチンを受けた45%が風邪をひかなくなった。32.6%が安心して外出できるようになった。」結果は,前述の前沢政次 教授の発言での予防ワクチンが健康への自信や動機付けとなることを示していた。
最後に金子益三 上富良野町議会議員から,「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」とともに地域医療を守る地方議員連盟千葉県支部のある東金での最近の取り組みについてhttp://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2008071702000109.html
の話があり,地方議員が住民と医療の架け橋となり行政へ積極的にアプローチすることを訴えて会は終了した。
イベント終了後,場所を移して懇親会が,夕張市本町3-71 「俺家(おれんち)」http://sapporo.100miles.jp/barcompass/article/75 にてとりおこなわれた。(事前参加希望はは35名)
懇親会のあと,2次会は村上理事長ご推奨の昭和49年開店の老舗ジャズバー「バロン」にて
夕張市本町2-65http://www.h3.dion.ne.jp/~bar_com/compass/yubaron.htm
夜更けまで,地域医療への熱い思いのトークバトルが繰り広げられた。
参考ブログ
「やぶ医師のつぶやき」~健康、病気なし、医者いらずを目指して
http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/20080729/1
ブログ「新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで」
http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/a9aa9b7c964473487b4a751e9a082cbf
http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/c662f2d6209ca0e0306aa9faacae03ad
http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/21dc0734de8f6246ee0ba8557b314a8d
社会と医療=本音のカルテ=
http://blog.m3.com/northcosmos/20080729/2
谷 一之 下川町議会議員のブログ「ザ・北海道の時代」
http://tani.livedoor.biz/archives/65068587.html
次回の第三回は,平成20年10月18日(土) 14:00~
上富良野町 社会福祉総合センターかみん 十勝岳温泉白銀荘
研修後は十勝岳温泉白銀荘を借り切っての「夜なべトーク」も開催とのこと 。
2008-06-25
勤務医の労働環境を考えるシンポジウム
http://sky.geocities.jp/shyuju2008/sym062808.html
勤務医の労働環境を考えるシンポジウム
あなたを診る医師がいなくなる!
~過重労働の医師を病院は守れるのか~
日時:6月28日土曜日 午後1時30分~4時20分(開場12時40分)
会場:東京医科歯科大学講堂(5号館4階)
対象:患者・患者家族 医療関係者 医療系学生 一般希望者
定員300名会費:100円(資料代として)
2008-05-31
6/8(日)の全国医師連盟設立集会のおしらせ
◆全国医師連盟設立集会を6/8(日)1300時~ 東京FMホールにて開催します。参加の事前登録を開始しました。
〒102-0080 東京都千代田区麹町1丁目7番 FMセンター
参加費2000円
定員300名
参加資格は医師新組織の結成に賛同される方。事前登録が必要です(先着順)。
医療関係者以外に一般の方、メディアにも公開します。
■主催者からの挨拶
■来賓挨拶、および挨拶紹介
■役員紹介
■設立集会プレゼンテーション(予定)
○佐藤一樹先生 【被告人の立場からみた東京女子医大心臓手術事件の経緯】
○川嵜真先生 【被告人支援者医師の立場からみた杏林大学割り箸事件の経緯】
○中原のり子様 【医師の過労と医療の改善~あなたの子どものいのち、疲れ切った小児科医にまかせますか?~】
○江原朗先生 【医師の長時間勤務で医療安全は低下】
○澤田石順先生 【受診制限問題に関する行政訴訟(仮題)】
○木田博隆先生 【いまこそ医師の自律性が求められているー実践的倫理と作法ー】
今回は、佐藤先生、川嵜先生の各先生方が発表されることになり、医療裁判の経験者と、医療刑事裁判の支援者の生の声が聴けるまたとない機会となります。
また、中原のり子様は、過重労働による小児科医の自死で知られる中原医師の奥様で、現在、医師の過労と医療の改善の為に活動されております。
また、小児科医として労働環境への積極的な提言があり、日本の医師の過重労働の実態を英文有力誌に発表されている江原先生のお話が聞けます。
昨今は医療制度改悪の酷いニュースが続いておりますが 、患者の立場に立った医師の活動が重要となっております。澤田石先生は、受診制限に対して反対する行政訴訟を起こしており、勇気ある戦いに注目が集まっております。
最後に、福島県立大野病院産科医逮捕に早期に疑問の声を上げたグループのメンバー木田先生からは、事故調論議などを通してみえてきた「医師の自律と実践的倫理」についてお話しをされます。
このように、設立集会では、医師の医療裁判や、過労の問題に加えて、患者さん救済の運動や、医師の倫理実践へのアプローチについても発表がなされ、設立集会にふさわしい内容となっております。
事前登録はこちらからお願いします。
http://www.doctor2007.com/recommend4.html
2008-05-04
事故調パブコメ緊急要請!
医療安全調査委員会について
http://www.doctor2007.com/ks1.html
http://www.doctor2007.com/iken1.html
http://www.doctor2007.com/ko1.html
周産期医療の崩壊をくい止める会
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage
MRIC
http://mric.tanaka.md/
kempou38のブログ
http://ameblo.jp/kempou38/
第三次試案 目次
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/04/post-891d.html
各学会の反応
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/02/post-bb70.html
以下,http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080504#1209890794 より引用
今現在の情報です。
1.締め切りは5/7
2.パブコメ数は先々週時点で約60通
3.厚労省は少なくとも数百通の反対意見が無いと賛成と見なし、三次試案を法制化する
数百通の反対意見があっても黙殺される可能性はありますが、医師にできる最後の抵抗としてせめて「数百通」をクリアしたいところです。もちろんパブコメは医師でなくとも出せます。協力しようと思われる方がおられれば是非お願いします。
「医療の安全の確保に向けた医療事故による死亡の原因究明・再発防止等の在り方に関する試案-第三次試案-」に対する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495080001&OBJCD=&GROUP
以下のURLからも意見を出せます。
http://expres-info.net/mhlw/mailform.php
2008-04-28
地域医療を守る地方議員連盟の設立総会に参加してきました。
広瀬寛人富良野市議会議員の司会進行で,14:00に開会,金子益三議員による発起人挨拶のあと,設立総会に先立ち,以下の3題の基調講演が行われた。
村上氏の今までの地域医療の経験(岩手県藤沢町民病院,湯沢町保健医 療センターなどの見習うべき点),夕張医療センターの理念(1.地域の医療を守るだけでなく,保健・福祉と連携して地域包括ケアを実現。2.高齢化社会に おける町づくりの中心となるべく,他職種との連携の中で雇用や高齢者の生きがいを作る事で高齢化社会のモデル化を目指す。3.与えるばかりではなく,行政 や住民にも参加してもらい自ら作り上げていく町づくりを目指す。)と取り組み(1.在宅療養支援診療所 2.コンビニ受診の抑制 3.介護老人保健施設 4.医師招聘システム 5.北海道薬科大学との連携 6.かかりつけ医 7.他業種との連携 8.雇用創出と人材育成)を具体的に提示されて,医師の待遇 の改善を含めて,住民,行政の意識改革の必要性を訴える内容であった(「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」についても,成功例の1つとして取り上げてい た)。
2.城西大学経営学部の伊関友伸准教授による「地域医療崩壊の時代における地方議会議員の役割」
崩壊する地域医療の現状を2つの問題点(自治体病院財政の危機と医師不足問題)から分析し,とくに医師不足問題が財政的な危機以上に,地域医療の存続その ものを脅かす問題となっており,それは多くこと(新臨床研修制度の導入,医局制度の崩壊,医療の高度化,仕事の増加=書類の多さと説明責任,低い医師給 料,患者のコンビニ医療指向,行政の無理解,医師の劣悪な労働時間)に起因しているとした。
また,医師と市民,医師と行政の病院に対するとらえかたの違いにより,行政の論理,住民の論理,医師の想いがぶつかり合い不幸が生まれるとし,相手の立場 を考え議論し,人と人の心を「つなぐ」ことの重要性を示した。地方議会議員の役割として健全な外圧と議員間の議論の必要性をあげていたが,具体例を挙げて 勘違いの外圧(暴言)による自治体病院医師の退職を招く危険を述べた。
村上氏と同様に「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」の成功と足立智和記者の丹波新聞(2007年3月21日)2つの提案という記事(http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-1235.html )をとりあげ,自治体病院の危機や医師不足問題が地域の民主主義の質を向上させる機会であり,地域の民主主義の主要なプレイヤーとして地方議会議員は重要 な役割を担っているとし,「地域医療の破壊者」ではなく,「地域医療再生の担い手」のひとりとして頑張ってほしいと激励した。
3.「地域医療を守る地方議員連盟」の発案者である上富良野町立病院の兼古稔副院長による「何故医師は立ち去るのか-地域医療再生のために-」
地域医療の崩壊の原因として,1.新臨床研修医制度(と人事問題)2.過剰な救急負担 3.地元住民の不信 4.医療訴訟の急増をあげて,これらの複合が医師の逃散を招いているとした。今回の講演では1.と4.に絞った話がされた。
1.新臨床研修医制度(と人事問題)では,2004年度からはじまった新臨床研修医制度はその理念は立派であったが,いわゆる「パンドラの箱」を開けてし まい,急速に大学医局の人事権の低下を引き起こし,大学病院医師および勤務医の過酷な労働環境が故に,大学医局人手不足そして大学派遣先病院からの医師の 引き揚げの現象が生じていることを説明した。4.医療訴訟の急増では,1999年杏林大学割り箸事件と2004年福島県立大野病院事件の詳細な報告と医療 訴訟報道の問題も指摘した。
現状では,一般住民と医療者の医療に対する意識の違いが大きすぎており,地域医療を守るためには,住民が医療についてもっと学び,地域医療を守る意識を持つことが重要であり,そのためには小さい地域単位での地域医療の勉強会の必要性を主張した。
3題の基調講演のあと,地域医療を守る地方議員連盟の規約の確認と役員選出が執り行われ,会長に金子益三議員が満場一致で選出された。
事業計画として,第二回の総会として,平成20年7月に夕張市にて開催される予定が報告され,地域医療を守る地方議員連盟の設立総会は閉会された。
設立総会が終了後,場所を移して懇親会が,午後6時30分から,札幌市中央区南7条西4丁目2-11 Showビル1F 炭火deジンギスカン「しまだや」にてとりおこなわれ,MJLnetに参加する市議会議員と何名かの医師も合流した。
その雰囲気は,
ブログ「新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで」 を参照
懇親会での様々な議員さんたちの話し合いを聞いていると、非常に高い危機意識があり、問題解決の手段を求めて「行動している」という事が良くわかりました
このような活動する議員さんたちに是非とも頑張ってほしいです そしてこの議員さんたちから、多くの議員さん、そして道民の皆さんに「北海道の医療」を守り、「日本総柏原化」のさきがけになっていただければと思います
1次会の閉めの乾杯の際に、千葉からいらっしゃった有名な先生(Dr.)が「4月26日、今日が地域医療再生の日であったといわれる事になるでしょう」
とおっしゃっておりました。
そのとおりだと思います。
この北海道の動きが、全国規模で展開され・・・日本の医療が改善の方向へ行くことを期待したいと思われるかた、応援よろしくお願いいたします
============
「新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで」で述べられている千葉から来られた有名な先生とは千葉県立東金病院院長の平井愛山先生,そして同じ 千葉県から四街道さくら病院院長の林 克英先生も参加された。北海道に引き続き千葉でも地域医療を守る地方議員連盟の設立が予定されているとのことであ る。
全国にこのような活動が広がり,われわれ医師が積極的に関わっていくことが地域の医療崩壊を食い止めるためにやれることの一つであることを認識し,全国医師連盟のメンバーの今後の活動にも期待して今回の報告を終える。
関連記事
地域医療守る議員連盟:あす札幌で設立総会 /北海道
毎日新聞 2008年4月25日 地方版
医師不足など地方が直面している医療問題を考える「地域医療を守る地 方議員連盟」が26日、札幌市で設立総会を開く。道内の市町村議30人が名を連ね、超党派の広域議員ネットワークとして情報交換や勉強会を進めていく方 針。連盟は、上川管内上富良野町の金子益三町議(39)が知り合いの議員たちを通じて参加を呼びかけたところ、道北や道東を中心に道内のほぼ全域の23市 町村、30人が参加を表明。ほかにも50人が趣旨に賛同した。
参加議員の地元の多くは医師不足や自治体病院の閉鎖など深刻な問題を抱えている。道のまとめでは、道内に約1万2000人いる医師のうち半数が札幌圏に集 中するなど地域間格差が激しく、道内の市町村立病院の7割が医療法で定める医師標準数に満たない状況にある。呼びかけ人の金子町議は「北海道の地域医療を 何とかしなくてはならないという思いで声を上げた。地域医療のために議員がやるべきことは何かを考えたい」と話している。設立総会では夕張市の医療法人財 団「夕張希望の杜」の村上智彦理事長が講演する予定。【鈴木勝一】
2008-04-16
全国医師連盟 医療議連での発言
座位の夢想: 医療議連での発言
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全国医師連盟の黒川衛です。
患者さんを助けようとしている医師は助けてください。
患者さんを救おうとしている医師を救ってください。
このまま、医療費の抑制が続き、診療環境が改善されないならば
必ず医療崩壊が起きます。もう、既に起きています。
今の医療行政は、医療制度偽装だと思っています。
■医師配置基準は無視されています。
■医師の労働基準法違反は放置されています。
■医師の時間外労働の賃金はその大半が支払われていません。
■病院勤務医は連続32時間労働を月に3回以上無理強いされています
■勤務医の平均労働時間は過労死労災認定基準をはるかに超えています。
このような、医療体制で、国民の命が守れるのでしょうか?
そして、診療の結果が悪ければ逮捕という、異常な事態が起きています
■長時間の医療労働、医師技術料の抑制、診療所の赤字経営、閉院廃院、医師バッシング、偏向報道、不当逮捕、不当判決が続出しています。
医師不足の中で、現場の医師達の士気を奪う事態が相次いでいます。
現場に残っている医師達が、誇りを持って医療に携われるようにすること、これを抜きにして、医療の再生は不可能なのです。
医療崩壊を防ぐためには、
●困難な症例の診療を行い、真摯に救命活動、診療をしている医師を法的に守ってください。
●医療費抑制政策を改めて、せめて他の先進国並みの適正な医療費を確保してください。
●人員不足の医療従事者に鞭を打つことは、止めて、医療現場を守ってください。
病院を元気にすれば、驚くほどの雇用が確保できます。
医師が雑用から解放され医療に専念できれば、心のゆとりが出来て、
患者さんの痛みや苦しみをもっと深く共感することが出来ます。
医学医療立国を実現させれば、諸外国から患者さんが大挙し
医薬品医療関連企業も日本に学びに来るかもしれませんね。
医療費は決して無駄金ではありません。医療は国民と更には国を元気にすることが出来るのです。
■■■■■
具体的な提言、提起です。
超党派議連の皆さんは、議員立法を真剣に考えてください。
議員立法の内容は、二つです。
■医師に限らず、救命活動における刑事免責を確立してください。
■損害賠償に変えて、無過失保障制度、患者家族救済制度を国は設立して下さい。
この救命活動時の刑事免責と患者家族救済制度のセットによって
悲しみのさなかにいる患者家族は救済され、
患者を救おうとする医師も救われます。
それから、
■先進国並みの適正な医療費を確保し診療点数などにも反映させてください
■医師の長時間労働を放置せず、取り締まってください。
●1救命活動時の刑事免責
●2患者家族救済制度の国による設立
●3先進国並みの医療費、診療報酬の増額
●4長時間労働を放置する病院を取り締まる
この4点を実行すれば、医療崩壊のスピードは弱まります。
=========================
2008-03-18
ある一人の医師の闘いを支持します!
平成20年度の診療報酬改定(http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/tp0305-1.html)におけるリハビリテーションおよび後期高齢者関係の診療報酬改定の内容は、“リハビリを必要とする重症の患者”および“後期高齢者”に対しての迫害・棄民政策と言わざるを得ません.
澤田石 順 医師が、平成20年診療報酬改定への抗議のために厚生労働省相手に行政裁判を起こしました。
http://homepage1.nifty.com/jsawa/medical/
ロハス・メディカル・ブログ
http://lohasmedical.jp/blog/2008/03/post_1117.php
重症リハビリ医療日数等制限差止請求事件として国を提訴
訴状(テキスト)
記者クラブで配布する資料(PDF文書)
澤田石 順 医師のHP
2008-02-25
全国医師連盟発起人一覧
黒川 衛 真珠園療養所内科 長崎県
遠山 義浩 おたる北脳神経外科 北海道
三輪 高之 北津島病院 精神科医師 愛知県
杉本 恵一 国保おいらせ病院 青森県
大森 義範 札幌医科大学大学院 北海道
角田 鉄太郎 クリニック・サザンウィンド 奈良県
木田 博隆 三重大学医学部 三重県
川嵜 真 熊本回生会病院 熊本県
立野 太郎 鹿児島大学大学院腫瘍制御学・消化器外科学 鹿児島県
龍宮 克尚 獨協医科大学病院泌尿器科 栃木県
林 克英 四街道さくら病院 千葉県
森下 清文 市立函館病院心臓血管外科 北海道
金澤 信彦 消化器内科医 東京都
元岡 和彦 内科勤務医 東京都
石川 貴久 いしかわクリニック 茨城県
山口 千穂 みなと医療生協 協立総合病院産婦人科 愛知県
近藤 千里 東京女子医科大学放射線科 東京都
村崎 徹 神戸大学医学系研究科環境医学教室 兵庫県
泊 慶明 市立池田病院急病救急総合診療科 大阪府
太田 信次 財団医療法人中村病院 福井県
田中 純也 産婦人科医 神奈川県
峰村 健司 久我山病院眼科 東京都
伊藤 陽子 内科医 岐阜県
井上 徹 大阪医科大学血液浄化センター・腎臓内科 大阪府
森実 和樹 愛媛生協病院整形外科 愛媛県
桑本 将 鳥取大学医学部整形外科 鳥取県
市川 直明 血液内科医 長野県
今井 真 内科勤務医 大阪府
雪下 岳彦 順天堂大学医学部医学研究科 千葉県
紺谷 真 内科専門医、循環器専門医 岡山県
澤田石 順 鶴巻温泉病院 神奈川県
由利 佳代 千歳病院 北海道
新見 正則 帝京大学医学部外科 東京都
吉本 桃子 小児科医 米国
木原 浩一 循環器科勤務医 鹿児島県
提箸 延幸 診療所勤務医 千葉県
内海 健太 東京医大八王子医療センター 東京都
飯島 禎貴 順天堂小児科医局 東京都
加藤 善郎 加藤眼科医院 東京都
竹上 徹 竹上内科クリニック 京都府
平林 円 大阪市立十三市民病院小児科 大阪府
笹岡 正弘 笹岡クリニック 大阪府
斉尾 武郎 フジ虎ノ門健康増進センター 東京都
濱田 啓義 婦人科医 大阪府
奈良 健司 聖隷三方原病院 静岡県
羽田 智則 産婦人科勤務医 岡山県
高橋 邦康 帯広厚生病院 北海道
日野 晃治 日野レディースクリニック 大阪府
齋藤 竜太 福岡新水巻病院周産期センター 福岡県
朽木 律子 皮膚科医 京都府
荏原 正幸 東京慈恵会医科大学脳神経外科 東京都
奥村 恭男 日本大学医学部附属板橋病院 東京都
影山 幸雄 埼玉県立がんセンター 泌尿器科 埼玉県
田中 直 放射線科医 三重県
臼井 雅宣 リハビリテーション科医 兵庫県
林 恭弘 一般外科医 東京都
久留宮 隆 消化器外科医 愛知県
佐賀 宗彦 八街総合病院 千葉県
川嶋 栄司 医療法人回生会大西病院循環器内科 北海道
池田 佳広 循環器内科医 北海道
本山 浩道 呼吸器内科医 長崎県
一木 崇宏 むかわ町国保穂別診療所 北海道
田村 久 呼吸器内科医 民間病院(札幌市) 北海道
今井 拓 諏訪中央病院 長野県
齋藤 勝也 東京慈恵会医科大学 東京都
島袋 洋 那覇市立病院 副院長(脳神経外科) 沖縄県
箭内 宏 中央通りクリニックやない 福島県
向井 晃太 玉島中央病院 岡山県
河村 春生 龍ケ崎済生会病院 茨城県
大竹 宏直 耳鼻咽喉科医 愛知県
佐々木 紀幸 栗山赤十字病院 北海道
三成 善光 外科医 大阪府
牧田 俊則 大阪赤十字病院 大阪府
粟屋 智就 京都大学大学院医学研究科発達小児科学 京都府
須原 貴志 下呂市立金山病院外科 岐阜県
松川 誠司 まつかわ小児科 滋賀県
上松 正朗 関西労災病院 兵庫県
田尻 仁 大阪府立急性期・総合医療センター小児科 大阪府
鷲山 久之 飯田市立 上村へき地診療所 長野県
渡辺 浩志 福島県立医科大学 福島県
申 偉秀 関町内科クリニック 東京都
福島 弘樹 太田福島総合病院 群馬県
知花 朝美 消化器外科勤務医 沖縄県
蛭田 芳文 内科勤務医 福島県
大崎 芳典 筑波大学附属病院 茨城県
中積 智子 金沢メディカルステーション ヴィーク 石川県
武井 孝 たけい腎泌尿器クリニック 山梨県
二宮 康郎 要町病院 東京都
白石 直人 岩手県立久慈病院 岩手県
葛西 敏史 岩手県立軽米病院 岩手県
山口 敦子 短大非常勤講師 福岡県
荒木 和憲 柏厚生総合病院 千葉県
吉田 明子 産休中 千葉県
倉岡 敏彦 国家公務員共済連 吉島病院 広島県
田中 亨 内科勤務医 大阪府
野口 康男 佐賀県立病院好生館 佐賀県
横井 達夫 岐阜県総合医療センター 岐阜県
城崎 潔 じょうざき内科クリニック 兵庫県
長谷 充康 三愛会総合病院循環器部長 東京都
吉田 一人 旭川赤十字病院神経内科 北海道
辻 晋也 循環器内科医 東京都
竹内 忍 竹内眼科クリニック 東京都
田中 卓 センチネルクリニック 北海道
片平 竜郎 医療法人譲仁会 北海道
諸藤 慎一郎 医療法人社団 潤成会 東京都
廣瀬 瑞樹 京都大学附属病院 京都府
新田 清明 医療法人八香会 湯村温泉病院 山梨県
下山 晶樹 医療法人下山医院 鳥取県
高橋 武久 長野赤十字病院 副院長(精神科) 長野県
武者 信行 済生会新潟第二病院外科 新潟県
大谷 英祥 深谷赤十字病院 副院長 埼玉県
倉澤 聡 呼吸器内科勤務医 東京都
武田 義雄 武田内科胃腸科医院 山形県
井上 純人 山形大学医学部第一内科 山形県
鶴見 晴子 虎の門病院小児科 東京都
上野 尚 宇部協立病院 山口県
青木 良仁 (医)青木整形外科医院 整形外科 福島県
近森 正昭 近森病院 臨床工学部部長 高知県
吉田 常孝 関西医科大学附属滝井病院 精神神経科 大阪府
谷亀 光則 東海大学医学部腎代謝内科 神奈川県
西岡 亮治 内科専門医 埼玉県
金子 栄 島根県立中央病院 皮膚科 島根県
岸本 恭紀 岸本レディスクリニック 栃木県
石井 博 済生会西条病院外科勤務医 愛媛県
木曽 昭光 木曽病院外科(尾道市) 広島県
滑川 明男 仙台市立病院循環器科 宮城県
河村 春生 龍ケ崎済生会病院整形外科部長 茨城県
倉岡 敏彦 KKR 吉島病院 永年勤務医(内科) 広島県
三浦 一樹 医療法人社団三浦医院 兵庫県
谷口 裕紀 血液内科医 大阪府
土師 時成 早来医院 北海道
中山 幸 眼科専門医 何氏眼科(瀋陽市) 中国
布施 養善 東邦大学医学部新生児学教室 神奈川県
大窪 恭光 内科医 佐賀県
浅井 洋貴 内科勤務医 神奈川県
森 亮太 名古屋共立病院外科 愛知県
上川 雄士 東部地域病院心臓血管外科 東京都
笠置 康 松山笠置記念心臓血管病院病院長 愛媛県
吉村 健佑 千葉県下市中病院 千葉県
原 晃 透析専門医(退職) 大阪府
大平 文 眼科勤務医 東京都
青山 泰孝 医療法人生長会府中病院 血液内科医長 大阪府
菅野 隆彦 小清水赤十字病院 内科勤務医 北海道
調 漸 長崎大学学長補佐 医学部教授 長崎
中山 良輔 麻酔科医 熊本県
大森 斉 佐賀県
2008-02-15
我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します
今年も2月18日が来ました。「私も賛同します」
全国医師連盟設立準備委員会からです。
産科崩壊阻止のための対策要望書(準備委員会会員の声)
2008-01-18
医療安全調査委員会問題についての解説
http://www.doctor2007.com/ks1.html
http://www.doctor2007.com/iken3.html
医療事故調査 - 厚生労働省試案や自民党案ではダメ !!
私たち医師は、厚生労働省の「診療行為に関連した死亡の死因究明等の在り方に関する試案 - 第二次試案 -」をもとにした自由民主党の「診療行為に係る死因究明制度等について」の制度化が日本の医療崩壊を決定づけてしまう恐れが強いため、これに反対します。
今考えられている制度では、次のような問題があります。
1. 科学的な調査で真実が解明されるということは期待できません。
2. 現在の日本の医療資源からは、この制度に充分なマンパワーも予算も割くことはできません。
3. 不充分な調査結果は、患者さんや日本に暮らす皆様と医療との間の不信という溝を拡大します。
4. 不充分な調査しかできないにもかかわらず、厚生労働省は強大な権限を手にします。
5. 医師は、様々なリスクを伴う医療の現場で、働き続けることができなくなります。
- 反対する理由、不充分な検討で医療事故を調査する制度を創設する危険性について -
はじめに
このたび、厚生労働省は「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」を開いて、「診療行為に関連した死亡の死因究明等の在り方に関 する試案 - 第二次試案 -」を作りました。それをもとに、自由民主党の「医療紛争処理のあり方検討会」が「診療行為に係る死因究明制度等について」という、医療に関わる事故で患 者さんが亡くなった時に、それを調査する制度を作る考え方を公表しました。
医療に関わる事故で患者さんが亡くなることは、大変悲しく残念なことです。患者さん本人にとっては無念でしょうし、ご家族もつらい思いをされるでしょう。同時に医師もまた、患者さんを助けられなかった悔しさに打ちのめされるのです。
医療の中で起こった不幸な出来事について、科学的に原因を解明し、医学医療の発展と再発防止に役立てることを、患者さんやそのご家族はもちろん、日本に暮 らす皆さんが望んでいると思います。そうすることで皆さんが医療に抱いている不信感が消え、医療への理解が深まり、医師と患者さんとの間の溝が埋まるで しょう。そしてそれが医療の発展、つまり皆さんの生命や健康のためになるのです。
しかし、考えられている「医療に関わる事故で患者さんが亡くなった原因を調査する制度」は、その理想とは反対に、いま問題になっている医療崩壊を決定的なものにしてしまうかも知れないと、私たち医師は心配し、反対しています。なぜでしょうか。
1. 真実の究明にならないこと
一つ目ですが、厚生労働省と自由民主党が考えている制度では、医療事故の真実を解明することがかえって難しくなることを心配しています。
医療の現場で、何か不幸な出来事が起こるとき、それは、それぞれの患者さんに様々な病気やけがの状態があり、そして医療現場の体制、医療の制度や政策、医 学の水準など、様々な要素が複雑に絡み合って起こります。一人の医師が悪いから、劣っているから起ったとは言えないことが多いということを、皆さんによく 知っていただきたいと思います。医師個人に原因や責任を追及しても、真実に迫ることはできないのです。
ところが、現在考えられている制度では、医療事故が起こったとき、医師個人の責任を追求し処罰を加えることも有り得ることが前提で調査することになってい ます。その処罰は、たとえば医師免許の停止や剥奪などの行政処分というペナルティや罰金刑や禁固刑といった刑罰であり、さらに患者さんやそのご家族が医師 を訴えて損害賠償金を払わせるということも含んでいます。
医療では、確実な結果が得られるということは少なく、患者さんごとに起こっている病気やけが、治療の効果や得られる結果は様々です。予想できないことは、 いつでも起こっています。医療に完全はありません。不幸な出来事が起こったとき、最善を尽くしていても、後から振り返ってみれば、反省できることはいくつ もあるでしょう。
不幸な出来事が起こったとき、医師も苦悩し反省します。そして学習し次に活かそうと努力します。そのためには起こったことを正確に報告し、科学的に調査す ることが必要です。しかし、後から振り返って調査し反省したことが厳しい処罰につながるとしたら、不幸な事故が起こった現場から、正直な報告がなされなく なってしまうおそれがあります。
処罰を前提にしましたら、誠実な調査は期待できません。
2. 調査をする医師もいなければ費用もないこと
次に、忘れてはならないことですが、調査には医師が必要です。解剖を行い医療の記録から真実を見出すことを医師以上の能力をもってできる人がいますでしょうか。医師以上に医学や医療の技術、現場の実務に精通した職業の人はいますでしょうか。
ところが、現在の日本の医療は、医師や医療スタッフが先進国といえないほど不足していて、医療にかける国全体の費用はぎりぎり以上に切り詰められた中で、 もう持ちこたえられなくなっています。今目の前にいる患者さんの医療だけで手一杯なのに、多数の不幸な出来事を調査する余裕はありません。調査のために必 要な解剖を行う医師は全国に少なく、調査検討の実務を行う医師など、今はわずかしかいません。
現在考えられている制度では、調査する組織を厚生労働省の下に置くこととされています。しかし、薬害や年金の問題で見られますように、厚生労働省が行う調査には大きな問題が生じることがあります。
もし制度を作ったとしましても、働く人がいなければ、かけることができるお金もない中で、厚生労働省が行う調査が不充分で不完全なものになることを心配しています。
3. 医療に対する不信感が大きくなること
今までに述べましたことの結果、せっかく調査制度をつくっても不充分な調査にしかならず、真実は分からないままになってしまいます。患者さんやそのご家族 が調査の結果に納得することはないでしょう。医療側にとっても真相が分からないままでは、医療事故の再発防止に役立てられることはありません。皆さんが医 療に向ける不信感は強くなり、医療の現場は今よりももっと混乱してしまいます。
4. 役所の権力はものすごく大きいものになること
医療を治めている厚生労働省の力はものすごく強く大きいものになるという心配があります。
もともと、厚生労働省の仕事は専門性が高い分野とされ、法律によって大きな裁量が与えられており、それだけ国会の統制が及びにくく、国民の監視が届きにく くなっています。それに加えてこの制度ができましたら、制度を管轄する厚生労働省は、医師を調査し様々な形での処罰につながる力を一手に握り、今まで以上 に大きな力で、医師を管理し支配することになるからです。
そうなりますと、医師が自分で勉強し、努力し、反省し、倫理観を高めていこう、よい仕事をしようという動機よりも、医師を統率する厚生労働省の強い力が医 療を支配するでしょう。管理され束縛されるだけで自分の意思や努力が認められない世界では、志を高く持って仕事をする人はいなくなってしまうでしょう。
5. 医師が辞めてしまうこと
最後に、このまま制度ができますと、事故が起こる危険性が高い医療現場を辞めてしまう医師が増えることを心配しています。
憲法では、刑事事件の場合、「言いたくないことは、言わなくてもよい ( 黙秘権 )」という権利が保障されていて、これは基本的人権として世界各国で共通の考え方です。
この考えられている制度では、医師は、医療事故が起こったとき、自分に不利になることもすべて明らかにしなければなりません。この制度による調査の結果 は、そのまま刑事手続にも使われ、刑事責任の追及につながっていく場合があるとされていますので、実質的には黙秘権という基本的人権が奪われているので す。
またこの制度では、患者さんが亡くなったとき、それが異状なら届け出なければならず、届出を怠ると処罰されます。しかしその「異状」とはどういうものなのか、充分に議論されておらず、はっきりしていません。
医療は不確実で、不幸な出来事は数多くあります。その場合に、何を届け出たらよいのか分からないままである上に、黙っていても、また調査に応じても、その 結果により何らかのペナルティが加えられるかも知れないのでは、医師は安心して、自信を持って医療を行うことができません。
医師の日々の仕事が綱渡りのように危険で、いつペナルティを受けるかも知れないとなれば、だれも危険を伴う、結果が不確実な、そういう医療を行おうとしな くなります。新しいことに挑戦しよう、人命を助けるために危険を乗り越えよう、そういう精神は失われていくでしょう。
医師は、本来の使命である医療を行いたいという意欲も志も失い、そういう事故が起きる可能性がある医療の現場で働き続けようという医師が少なくなってしま います。病状が重い患者さんの医療や新しい医療の技術は敬遠され、助かるはずの患者さんが医療を受けられないということにつながるかも知れません。それ は、日本に暮らす皆さんにとって、よいことではありません。
まとめ
医療に関わる事故で患者さんが亡くなったり不幸な出来事が起こったとき、起こった出来事の科学的な解明が必要です。解明された結果は、医療での不幸な出来 事の再発防止と患者さんやそのご家族、日本に暮らす皆さんの理解、納得のために活かされなければなりません。
その目的は、1) 医療を提供する側と受ける側の間の溝を埋め、軋轢を減らすこと、2) 不幸な出来事の再発を防ぎ、医学医療を発展させることといえるでしょう。そしてこれらのことが、真に日本に暮らす皆さんの生命、健康のためになるのです。
人体は神秘に満ち、医療は高度に専門的で、事例ごとに千差万別です。医療に問題が起こった時、その原因や背景は複雑です。
1) 医療事故の調査解明、
2) 再発防止策の検討と確立、
3) 不幸な出来事に見舞われた患者さんとご家族の支援、
4) 医療を受ける側の理解と納得を得ること、
これらのための制度や組織を、充分に時間をかけ、広く医療の現場からの意見を集約し、検討を重ねて作り上げていかなければなりません。
現在考えられている制度では、そういう理想にはほど遠いどころか、崩壊しつつある日本の医療の息の根を止めてしまうことを強く心配します。厚生労働省の 「診療行為に関連した死亡の死因究明等の在り方に関する試案 - 第二次試案 -」をもとにした自由民主党の「診療行為に係る死因究明制度等について」の制度化には、反対します。
H18.1.15 全国医師連盟 設立準備委員会
2008-01-15
全国医師連盟設立準備委員会 決起集会 無事終了
【2008年1月15日】
全国医師連盟 若手医師、現場の窮状を訴え決起
RisFAX2008/01/15
若手勤務医が中心となって設立する「全国医師連盟設立準備委員会」(世話人=黒川衛・長崎県真珠園療養所勤務医)は13日、都内で総決起集会を開催。医 療事故の温床となる過酷な勤務医の労働環境の改善や、医療崩壊を加速させる医療費抑制政策に反対を表明した。開業医の長老が幹部に就く日本医師会の封建的 体質では、医療費抑制の煽りを直接受ける現場の若手医師の考えは反映されないと、新組織を発足させ、日医の体制に問題提起する構え。全国医師連盟としての 正式な発足は、5~7月の予定で、今後組織を拡大し現時点での会員数の「10~20倍」の規模をめざす。
準備委員会は昨年8月に設立。現場に立つ若手医師が過労死や医療紛争・訴訟問題を巡り、ソーシャル・ネットワーキング・サービスやブログなどインター ネット上で意見交換を展開していたことが会の設立に結びついたという。医師不足による過重労働などの改善を各方面に働きかけるためには新組織を立ち上げる 必要があるとの結論に至った。当初30余人だった参加者が12月には200人に、今月に入ってからは420人に達した。現在執行部5人、運営役員32人の 体制で、平均年齢は43歳、勤務医・研究医が全体の約8割を占める。開業医も「15~16%」いるという。
黒川世話人は、医療崩壊は(1)医療費抑制政策(2)劣悪な医療労働環境(3)不公正な医療報道(4)医療裁判の低能力(5)医学界の封建制――といっ た要因が引き起こすと主張。さらに経済財政諮問会議の提言を重視する官邸主導の医療政策は、主役であるべき医師が不在だと指摘し、医療機関の株式会社化な ど規制緩和論議に懸念を表明した。さらに、新臨床研修制度の導入などは厚生労働省による「医師の官制コントロール」であると批判している。
また、準備委員会は、米国やドイツなどにある「ドクターズユニオン」(労働組織)を国内にも導入することによって、労働環境の改善をめざしたい考えだ。 診療行為に関連した死亡の原因究明や再発防止を行う厚労省の「医療安全調査委員会」の第2次試案に日医が合意したことについて、診療関連死の届出義務化な ど勤務医や地域医師会では「コンセンサスは得られていない」として、第2次試案「反対」の立場をとり、対案を提示する考えを示した。ただ、黒川世話人は、 日医を実績のある「先輩の組織」と表現し、「対決するつもりはない。同業者として刺激し合える」と述べた。執行部には日医会員もおり、「日本医師会対全国 医師連盟」の構図は否定する。
2008-01-06
1.13決起集会(全国医師連盟設立準備委員会)
座位の夢想: 1.13決起集会(全国医師連盟設立準備委員会)
1.13総決起集会は、
東京ビックサイト(東京国際展示場)
会議棟7階で行われます。
集会の名称
1.13 全国医師連盟 設立準備委員会 総決起集会
日時
開始 2008 年 01 月 13 日 13 時 00 分
終了 2008 年 01 月 13 日 17 時 30 分
場所
東京ビックサイト(東京国際展示場)会議棟7階
http://www.bigsight.jp/general/access/index.html
会議棟703号室http://www.bigsight.jp/organizer/guide/guide_meeting.html
参加資格
準備委員会会員および新組織設立に賛同される方
(参加事前登録終了いたしました。)
集会内容
1 小松秀樹先生による医師への激励挨拶(約20分)
2 本田 宏先生による激励講演(約100分)
3 主催者による報告と行動提起
会費 医師 2000円、その他 1000円
主催 全国医師連盟 設立準備委員会
2008-01-02
H20年度診療報酬改訂について
http://www.doctor2007.com/iken2.html
H19.12.30新聞各社より診療報酬改定に関する報道がされました。 以下は西日本新聞からの引用です。 『 診療所の再診料引き下げ 08年度診療報酬改定 | |
診療所の再診料(技術料)減額という方針に対して、断固抗議いたします。 日 本の医師の技術料は、他の先進国と比べて突出して低い状態です。これ以上の減額は、診療所等の倒産を増加させ、それに連鎖して病院勤務医のさらなる労働疲 弊を呼び起こすものであり、到底容認できるものではありません。過去の厚労省による診療報酬の改訂において、重要性を考慮して特定分野の増額をおこなった という発表がたびたびなされてきましたが、常に何の効果も無い申し訳程度の上昇率であったという事実があります。今回の改訂の方針も総医療費を抑制するた めであるのは明らかです。この小手先の言い訳は、国民を騙す行為であり、国民の健康を軽視したものと言えるでしょう。開業医はもとより、当組織の大多数を 占める多くの勤務医も、今回の発表に対し、強い憤りを覚えております。
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全国医師連盟 設立準備委員会 執行部
2008-01-01
新年明けましておめでとうございます。
個人的に忙しくなり昨年の12月に入ってからBlogの更新がほとんどできず申し訳ございません。
1/13に全国医師連盟設立準備委員会の決起集会があります。
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今年もどうぞ宜しくお願い致します。
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