2007-11-07

司法判決が日本をSiCKOへ導きます。

混合診療認めないのは違法 NHKニュース11月7日 15時40分
http://s02.megalodon.jp/2007-1107-1708-30/www3.nhk.or.jp/news/2007/11/07/k20071107000135.html
http://s03.megalodon.jp/2007-1107-1709-09/www3.nhk.or.jp/news/2007/11/07/d20071107000135.html
公的な健康保険が適用される診療と適用されない診療を併用する「混合診療」について、東京地方裁判所は「治療費をすべて患者の負担にするのは法律の根拠がなく誤りだ」と指摘し、混合診療を認めない国の政策を違法とする初めての判断を示しました。
神奈川県に住むがん患者の****さん(60)は、公的な健康保険が適用される診療に加えて保険が適用されない免疫治療を受けると、すべての治療費が自己負担になるのは不当だと訴えていました。国は混合診療を原則として認めておらず、患者が日本で承認されていない薬を使ったり実績の少ない新しい治療を受けたりすると、本来なら保険で賄われる検査などの費用も全額、患者の負担にしています。判決で、東京地方裁判所の定塚誠裁判長は「併用することで、保険が適用される診療も含め、すべての費用を患者の負担にするのは法律の根拠がなく誤りだ。保険を適用するかどうかは個別の診療ごとに判断するべきだ」と指摘し、混合診療を認めない国の政策を違法とする初めての判断を示しました。混合診療をめぐっては、日本医師会も、すべての国民をひとしく保険で支える制度の崩壊につながるとして強く反対しています。判決は国の政策を誤りとしたうえで、患者がさまざまな治療を受けやすくすることに道を開くもので、混合診療の是非をめぐる議論に、今後、大きな波紋を広げそうです。判決のあとの記者会見で、原告の**さんは「国を相手にひとりで闘った裁判だったので不安でした。負けるとますます混合診療が禁止され、患者を縛る制度が続くことになるので、どうしても勝ちたかった。ほっとしています。わたしひとりの問題ではなく、難病や重い病気に苦しむ全国の患者が、希望する治療を合理的な負担で受けられるように、国は制度を改めてもらいたい」と話していました。一方、厚生労働省は「混合診療の取り扱いに関する目的の合理性と制度の妥当性について主張してきましたが、この主張が認められず、きわめて厳しい判決であると考えています。今後の対応については判決の内容を検討し、関係機関と協議のうえ速やかに決定したい」という談話を出しました。

日本医師会の混合診療に対する考え
http://s01.megalodon.jp/2007-1107-1711-43/www.med.or.jp/nichikara/kongouqa/appeal.html

(旧)規制改革・民間開放推進会議(平成19年1月25日終了)
現在は規制改革会議
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/
経済産業省、経済財政諮問会議からの混合診療の拡大の声が大きくなるのでしょう。

http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g51227e07j.pdf
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/old/minutes/commission/2004/05/item07.pdf

厚生労働省、財務省はこの判決を御旗に混合診療導入です。導入されれば公的医療費がどんどん削減されSiCKOの世界となります。最近の傾向ですが司法も医療破壊の片棒を担いでいますね(結果として)。

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